助成事業
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2024年度(第5回)助成募集要項
趣旨
公益財団法人 今井精一記念財団は、
女性特有の疾患や妊娠・出産・育児などでお悩みの方に、
女性や小児医学における研究に対する助成を通して、
女性と生まれてくる子供たちの健康を支援して行きます。
助成対象
周産期・新⽣児医学、婦⼈科腫瘍学、⽣殖医学、⼥性医学等における
独創的、先端的な研究
助成内容
助成金額
基準:1件150万円(単年度8件以上13件以内)
助成金交付の対象となる経費
研究に要する物品の購入費用、その他研究推進に必要な費用とします。
(研究機関または研究室全体の間接経費・一般管理費は認めません。)
応募資格
助成対象の研究を行い、推薦者(※)より推薦を受けた、2024年4月1日現在満41歳未満の者。
※推薦者は、応募者の所属する大学の学長、大学院の場合は大学院研究科長、学部の場合は学部長及び所属教室の主任教授、病院の場合は病院長、研究所の場合は研究所長、他の研究機関では代表責任者とする。但し、2023(令和5)年度に当財団から助成を受給した研究機関の責任者もしくは教室の主任教授等を除く。
- 助成対象
- 周産期・新⽣児医学、婦⼈科腫瘍学、⽣殖医学、⼥性医学等における
独創的、先端的な研究
応募方法
所定の申請書用紙に必要事項を記入した原本を当財団へ郵送すると共に、申請書用紙の主たる研究者について自宅住所・電話番号及び生年月日を削除した後のWordファイルを当財団のメールアドレス宛てに添付して送信ください。(Wordファイルの推薦者押印は不要)
尚、申請書用紙は当財団のホームページからダウンロードするか、E-mailなどで当財団へ請求してください。尚、申請書の返却は致しかねます。
応募締切期日は、申請書(原本)の 2024年7月12日必着です。
(注意事項)
※1名の方からの複数応募及び当財団での過去3年以内の助成受給者の応募はご遠慮ください。
※1研究機関から複数の方の応募は可能ですが、同一研究室(教室)等からの応募は1件に限ります。
選考及び決定・助成金の交付
申請頂いた書類に基づき、当財団の選考委員会において書類選考を行います。
(選考過程において、直接ヒアリングや訪問等をさせて頂く場合がございます。)
選考委員会の選考結果を元に、当財団の理事会にて決定します。
(選考の経過等に関するお問い合わせには応じかねますので、ご了承ください。)
採否の結果は、2024年11月中旬頃、文書にて通知します。
助成金は、2024年12月末日までの贈呈を予定しています。
諸報告
助成金の受給決定者は、助成対象となった研究及び附帯する活動の成果等について、以下の定められた期日までに、当財団所定の報告書(中間・完了)及び助成金の使用実績明細等をご提出頂きます。また、ご提出頂いた報告書は、ホームページ等により公開することを予定しておりますので、予めご了承ください。
・中間報告:助成年度の翌年12月末日まで
・完了報告:助成年度の翌々年12月末日まで(=助成金の使用期限)
その他
- (1)助成事業に係る研究成果は研究者に帰属します。
- (2)助成結果は、当財団による情報公開の対象となりますので、ご了承ください。
-
(3)申請書記載の個人情報は当財団の助成事業を遂行する範囲のみで利用致します。
当財団の個人情報保護に関する基本方針(プライバシーポリシー)並びに利用目的はホームページに掲載してあります。 -
(4)研究成果を文書によって発表される際には、当財団の援助による旨を記載し、報文の
類にあってはその別刷1部、また著書の類にあってはその1部をご寄贈願います。
WEB掲載の場合はURLをお知らせください。 -
(5)交付対象者が以下に該当した場合は、助成金の交付決定の取り消し、または返還を求めることがあります。
- ① 交付対象者から助成金交付対象である研究を中止したい旨の申し出があったとき
- ② 助成交付対象の研究の開始前に、長期海外出張等の理由で研究を実施できなくなったとき
- ③ 助成年度の募集要項の内容に違反したとき
- ④ その他助成金交付対象者として相応しくない行為があったとき、または特別の事情があるとき
助成実績
2023年度(第4回)
助成実績:10名 1,500万円
(敬称略・五十音順) | |||
---|---|---|---|
No | 主たる研究者 氏名 |
研究機関名 科・教室名 |
研究テーマ |
1 | 大瀬戸 恒志 | 東北大学大学院 医学系研究科 分子疫学分野 |
マルチオミックスを利用したPreeclampsia予測モデルの開発: 東北メディカル・メガバンク計画三世代コホート調査 |
2 | 大場 崇旦 | 信州大学医学部附属病院 乳腺内分泌外科 |
乳癌に対するセンチネルリンパ節を用いた新たな治療戦略の開発―センチネルリンパ節と非センチネルリンパ節での免疫応答の違いの解析を通じて― |
3 | 小野 有紀 | 秋田大学大学院 医学系研究科医学専攻 機能展開医学系 産婦人科学講座 |
ライブセルイメージングを用いたヒト胚第一有糸分裂におけるDNA・細胞骨格の挙動の解析 |
4 | 佐々木 文之 | 日本医科大学 微生物学・免疫学 |
『子宮平滑筋メカノバイオロジーを介した流産・早産保護機構の解明』 |
5 | 柴田 磨己 | 福岡大学医学部 医学科 西日本地区周産期医療研究講座 |
空間的トランスクリプトーム解析を用いた子宮内膜症関連卵巣癌形成プロセスの解明 |
6 | 野々村 恵子 | 東京工業大学生命理工学院 メカノセンシング生理学研究室(野々村研究室) |
新生児呼吸不全の予防と治療に向けた感覚神経によるメカニカルフィードバックメカニズムの解明 |
7 | 原 香織 | 慶應義塾大学医学部 小児科 |
周産期におけるビタミンD代謝産物 (3-epi-25(OH)D3) の調節機構と妊娠および次世代への影響の解明 |
8 | 真里谷 奨 | 札幌医科大学医学部 産婦人科学講座 |
子宮内免疫環境ならびに細菌叢解析に基づく新規子宮内炎症性病態の確立 |
9 | 宮脇 慎吾 | 岐阜大学応用生物科学部 共同獣医学科 獣医外科学研究室 |
妊娠時の免疫寛容に必須である抗炎症性免疫細胞の機能解析 |
10 | 森田 晶人 | 群馬大学医学部附属病院 産科婦人科 |
卵母細胞膜タンパク質の運命決定機構の解析 |
2022年度(第3回)
助成実績:10名 1,500万円
(敬称略・五十音順) | |||
---|---|---|---|
No | 主たる研究者 氏名 |
研究機関名 科・教室名 |
研究テーマ |
1 | 伊藤 歩 | 東邦大学医学部 産科婦人科学講座 |
胎児心拍数モニタリングによる胎児酸血症の予測法の確立 |
2 | 小野 岳人 | 東京医科歯科大学大学院 医歯学総合研究科 分子情報伝達学分野 |
閉経に伴う筋・骨・脂肪・神経の障害を単独で治療する薬物の開発 |
3 | 春日 義史 | 慶應義塾大学医学部 産婦人科 |
妊娠糖尿病における母体血糖状態が次世代のエピゲノムに与える影響に関する検討 |
4 | 永井 康一 | 横浜市立大学医学部 産婦人科学教室 |
拡散強調画像を用いた子宮筋腫縮小因子の探索とイメージングバイオマーカーの開発 |
5 | 長岡 創 | 奈良県立医科大学医学部 発生・再生医学講座 |
In vitro生殖細胞誘導系を駆使して解き明かす卵母細胞の発生機構 |
6 | 濱田 律雄 | 九州大学医学研究院 生殖病態生理学分野 婦人科産科学教室 |
体外培養卵子誘導系・ChIL-seqを用いたヒト原始卵胞のFOXO1Aの機能解析 |
7 | 平川 豊文 | 福岡大学医学部 産科婦人科学教室 |
受精卵分化不全患者を対象としたウルトラファインバブルによる新規培養液の開発 |
8 | 福田 篤 | 東海大学医学部 医学科基礎医学系分子生命科学(福田研究室) |
女性特異的発現large non-cording RNA XIST依存性の疾患発症・薬剤応答性機構の解明 ~女性特有の細胞レジリエンス破綻機構解明に挑む~ |
9 | 真壁 友子 | 東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科 |
免疫細胞の代謝制御に着目した子宮内膜症の病態解明 |
10 | 武藤 真長 | 滋賀医科大学 動物生命科学研究センター 依馬正次研究室 |
妊娠高血圧症候群患者由来の栄養膜幹細胞の樹立と病態モデルの構築 |
2021年度(第2回)
助成実績:10名 1,500万円
(敬称略・五十音順) | |||
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No | 主たる研究者 氏名 |
研究機関名 科・教室名 |
研究テーマ |
1 | 井上 真紀 | 大分大学医学部 小児科学講座 |
Multiplex real-time PCR 法を用いた新生児感染症の網羅的迅速診断の試み |
2 | 小古山 学 | 自治医科大学 産科婦人科学教室 |
早産期発症妊娠高血圧腎症の発症予知法の開発:デジタル PCR 法による母体末梢血 non-coding RNA 発現解析 |
3 | 神谷 知憲 | 大阪市立大学大学院 医学研究科病態生理学 |
腟内常在菌ゲノム解析を用いた早産予防因子の探索とそのメカニズムの解明 |
4 | 小玉 都萌 | 弘前大学大学院医学研究科 産科婦人科学講座 |
ウリナリートリプシンインヒビターの糖鎖組み換えによる新規早産治療薬の開発 |
5 | 小林 信 | 福島県立医科大学医学部 基礎病理学講座 |
卵巣がんの早期診断に有用な新規自己抗体群の同定 |
6 | 髙田 和秀 | 日本大学医学部 病態病理学系微生物学分野 |
子宮内細菌叢のトロホブラスト浸潤に及ぼす役割の検討 |
7 | 高橋 一彰 | 東京慈恵会医科大学 産婦人科学講座 |
卵巣がんにおける獲得耐性のメカニズムと空間的拡がりの解明 |
8 | 橋尻 洸陽 | 新潟大学医学部 精神医学教室 |
神経ステロイド allopregnanolone に着目した周産期うつ病の病態解明 |
9 | 矢野 光剛 | 大分大学医学部 産科婦人科学講座 |
子宮体癌における免疫組織化学的特徴を基軸とした新たな層別化 |
10 | 芳川 修久 | 名古屋大学医学部附属病院 産科婦人科 |
難治性腹膜播種における免疫トレランス解除を目指した探索的研究 |
2020年度(第1回)
助成実績:7名 1,050万円
(敬称略・五十音順) | |||
---|---|---|---|
No | 主たる研究者 氏名 |
研究機関名 科・教室名 |
研究テーマ |
1 | 岩橋 尚幸 | 和歌山県立医科大学 産科婦人科学教室 |
p53アミロイド形成に着目した p53変異卵巣癌の新しい病態機構の解明 |
2 | 牛田 貴文 | 名古屋大学医学部 産婦人科学教室 |
妊娠高血圧腎症を発症した母から出生した児における、 Developmental Origins of Health and Disease(DOHaD) 仮説の 検証と先制医療の可能性の検討 |
3 | 漆山 大知 | 福岡大学医学部 産婦人科学教室 |
腟内細菌叢診断に基づく 子宮内感染ハイリスク症例の治療法の開発 |
4 | 加藤 侑希 | 日本大学医学部 生体構造医学分野 慶應義塾大学医学部 先端研(細胞) |
早期卵巣癌を高感度かつ高特異的に 検出する新規診断マーカーの開発 |
5 | 木須 伊織 | 慶應義塾大学医学部 産婦人科学教室 |
非ヒト霊長類動物における子宮移植技術の開発: 新たな生殖医療技術の臨床応用に向けて |
6 | 田口 歩 | 東京大学医学部附属病院 女性診療科・産科 |
子宮頸部異形成におけるヒト免疫応答の解明と、 Hidden Markov Modelを用いた予後予測モデルの確立 |
7 | 田中 佳世 | 三重大学医学部附属病院 産科婦人科 |
胎児発育不全に対する妊娠中の タダラフィル治療の安全性に関する基礎的検討 |
お問い合わせ・申請書送付先
お問い合わせ内容・ご所属機関/団体名・お名前・お電話番号(日中連絡可能なもの)をご明記の上、以下に掲載しているメールアドレスまでご送付ください。
公益財団法人
今井精一記念財団 事務局〒157-0073
東京都世田谷区砧六丁目15番2号 玄妙館
TEL 03-5494-5330
(受付 火曜日〜金曜日 10:00〜16:00)
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